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映画『ビリーバーズ』のネタバレ!

映画『ビリーバーズ』は、2022年7月8日に公開された日本映画です。山本直樹の同名漫画を原作に、城定秀夫監督がメガホンを取りました。無人島で共同生活を送るカルト宗教団体「ニコニコ人生センター」の3人の信者たちの、狂気とエロティシズムを描いた作品です。R-15指定作品であり、過激な描写が含まれています。この記事では、映画『ビリーバーズ』のネタバレを含むあらすじ、登場人物、ラストシーンの意味まで徹底解説します。

目次

『ビリーバーズ』のネタバレ!

「ニコニコ人生センター」の信者であるオペレーター、議長、副議長の3人は、無人島で共同生活を送っています。教義に従って禁欲生活を送っていましたが、副議長の誘惑によって性的な関係を持つようになります。

しかし、議長は次第に狂気を深め、副議長に性的暴行を加えようとします。抵抗した副議長は議長の陰茎を噛み切り、彼を島から追放します。残されたオペレーターと副議長は、束の間の自由を満喫しますが、教団の追手に見つかり、集団自殺の危機に瀕します。混乱の中、副議長は頭を撃たれ死亡。オペレーターは逮捕され、刑務所へ。

しかし、ラストシーンでは、生きている副議長とオペレーターがボートで川を下る場面が描かれ、生死の境界線が曖昧なまま物語は幕を閉じます。

『ビリーバーズ』の概要

『ビリーバーズ』は、山本直樹の漫画を原作とした、城定秀夫監督による映画作品です。 無人島で共同生活を送るカルト宗教団体「ニコニコ人生センター」の3人の信者を主人公に、教義に縛られた生活、性への目覚め、狂気、そして逃れられない運命を描いています。 1999年に発表された原作漫画は、オウム真理教や日本赤軍といったカルト集団をモチーフにしていると言われており、過激な描写と社会風刺が特徴です。 映画版では、原作の過激さを残しつつも、美しい自然の中で繰り広げられる人間の脆さや滑稽さを、エロティシズムとブラックユーモアを交えて描いています。

『ビリーバーズ』の登場人物

オペレーター:磯村勇斗

主人公。表向きは冷静沈着だが、教団の教えに深く傾倒しており、狂気的な一面を持つ。 母親が「ニコニコ人生センター」に入信したのを止めようとして、自身も熱心な信者になってしまう。

磯村勇斗は『PLAN75』などに出演している。

副議長:北村優衣

健康的で明るい性格だが、過去にDV夫から逃れ「ニコニコ人生センター」に救いを求めた。 教団の教えに疑問を抱き始め、オペレーターと恋仲になる。

北村優衣は本作で体当たりの演技を披露している。

議長:宇野翔平

教団の教えを絶対視する狂信的な男。 過去にいじめを受けており、「ニコニコ人生センター」に居場所を求めた。 狂気じみた行動で他の信者を支配しようとする。

宇野翔平は多くの映画に出演する名バイプレイヤー。

先生:山本直樹

「ニコニコ人生センター」の教祖。 映画版では原作者の山本直樹自身が演じている。

第三本部長:毎熊克哉

副議長を「ニコニコ人生センター」に導いた人物。 集団自殺を企てる先生を射殺する。

『ビリーバーズ』のストーリー

無人島での共同生活

新興宗教団体「ニコニコ人生センター」の信者、オペレーター、議長、副議長の3人は、無人島で共同生活を送っています。 教義に従い、厳しいルールの中で生活し、外の世界とは完全に隔絶されています。 毎日のプログラムをこなし、「みんなのために頑張りましょう」を合言葉に、過酷な日々を過ごしていました。

禁欲生活と性への目覚め

教団では性行為は禁じられていましたが、副議長の誘惑によって、オペレーターと肉体関係を持つようになります。 議長も副議長に惹かれ、3人の関係は次第に歪んでいきます。

狂気と破滅

議長は教義に固執し、次第に狂気を深めていきます。 副議長に性的暴行を加えようとしますが、抵抗され陰茎を噛み切られてしまいます。 副議長は議長を島から追放し、オペレーターと2人きりになりますが、束の間の自由は長くは続きませんでした。

集団自殺と混乱

教団の追手が島に現れ、集団自殺を計画します。 第三本部長は教祖である先生を射殺しますが、混乱の中、副議長は頭を撃たれて死亡します。 オペレーターは逮捕され、刑務所へと送られます。

曖昧なラストシーン

ラストシーンでは、生きている副議長とオペレーターがボートで川を下る様子が描かれます。 これは現実なのか、それともオペレーターの妄想なのか、観客に解釈を委ねる曖昧な結末となっています。

まとめ

映画『ビリーバーズ』は、カルト宗教、性、暴力といった過激なテーマを扱いながらも、人間の弱さや滑稽さをブラックユーモアを交えて描いています。作品全体に漂うエロティシズムと狂気は、観る者に強烈な印象を残します。特に、ラストシーンの曖昧な結末は、様々な解釈を許容し、作品をより深く考察させる余韻を残しています。

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