映画『ペイチェック 消された記憶』は、2003年に製作されたアメリカのSFアクション映画です。 原作はフィリップ・K・ディックの短編小説「報酬」で、記憶を消された天才エンジニアが、謎のアイテムを手がかりに巨大な陰謀に立ち向かう物語です。 ジョン・ウー監督によるスタイリッシュなアクションと、近未来的な世界観が魅力の作品です。
『ペイチェック 消された記憶』のネタバレ！
天才エンジニアのマイケルは、高度な機密保持のため、仕事の終了後に記憶を消される契約で企業の依頼を受けていました。 ある日、3年間の記憶と引き換えに巨額の報酬を得る仕事を引き受けますが、記憶が戻った後、報酬はなぜか放棄され、代わりに謎のアイテムが送られてきます。
FBIや企業の追跡から逃れながら、アイテムを駆使して真相に迫るうち、自分が開発した未来予知マシンが世界を滅ぼすことを知ります。 マイケルは、過去に自分が仕掛けた罠によってマシンを破壊し、世界を救うことに成功します。
そして、最後に宝くじの当選番号が書かれたアイテムを発見し、大金を手にするという、ハッピーエンドを迎えます。
映画版『ペイチェック 消された記憶』の概要
- 監督：ジョン・ウー
- 脚本：ディーン・ジョーガリス
- 製作年：2003年
- 製作国：アメリカ
- 上映時間：118分
- ジャンル：アクション
『ペイチェック 消された記憶』のキャスト
マイケル・ジェニングス／ベン・アフレック
記憶を消される天才エンジニア。報酬の代わりに送られてきたアイテムを使って、消された記憶の謎を解き明かしていく。
ベン・アフレックの主な作品
- アルマゲドン
- パール・ハーバー
- ゴーン・ガール
ジミー・レスリック／アーロン・エッカート
マイケルの旧友で、大企業の社長。未来予知マシンの開発をマイケルに依頼する。
アーロン・エッカートの主な作品
- ダークナイト
- サンキュー・スモーキング
- ラビット・ホール
レイチェル・ポーター／ユマ・サーマン
マイケルの恋人。植物学者で、マイケルと共に危険な陰謀に巻き込まれていく。
ユマ・サーマンの主な作品
- パルプ・フィクション
- キル・ビル
- ニンフォマニアック
ジョン・ウルフ／コルム・フィオール
ジミーの部下。
コルム・フィオールの主な作品
- マイアミ・バイス
- トータル・リコール
- パーフェクト・ストーム
ショーティー／ポール・ジアマッティ
マイケルの親友。マイケルに協力し、アイテムの分析などを行う。
ポール・ジアマッティの主な作品
- プライベート・ライアン
- サイドウェイ
- シンデレラマン
エージェント・ドッジ／ジョー・モートン
FBI捜査官。マイケルを追跡する。
ジョー・モートンの主な作品
- ターミネーター2
- スピード
- ブルース・オールマイティ
『ペイチェック 消された記憶』のあらすじと結末
記憶を消された天才エンジニア
天才エンジニアのマイケル・ジェニングスは、高度な技術開発を請け負うフリーランスとして活躍していました。 彼の仕事は、企業秘密を守るため、開発期間中の記憶を消されるという特殊な契約を結ぶことが条件でした。
謎のアイテム
ある日、旧友のジミーが経営する大企業から、3年間の記憶と引き換えに巨額の報酬を得る仕事を引き受けます。 3年後、記憶を取り戻したマイケルは、報酬を受け取るために法律事務所に向かいますが、そこで提示されたのは、なぜか自分が報酬を放棄したという書類と、一見何の価値もないガラクタのようなアイテムが入った封筒だけでした。
FBIの追跡と逃亡
納得のいかないマイケルでしたが、突如FBIに追われる身となります。 彼らは何故かマイケルを危険人物としてマークしていました。 逃亡劇の最中、封筒の中のアイテムが次々と役に立ち、マイケルは自分が未来を予知できるマシンを開発していたのではないかと推測します。
未来予知マシンと世界の危機
ジミーとの再会を果たしたマイケルは、自分が開発した未来予知マシンによって、世界が滅亡する未来を見ていたことを知ります。 そして、記憶を消される前に、未来の自分がこの危機を回避するために、アイテムを送り、マシンを破壊するように仕組んでいたことが明らかになります。
マシン破壊と最後の報酬
マイケルはアイテムを駆使してジミーの企みを阻止し、未来予知マシンを破壊することに成功します。 世界は救われ、彼自身も命拾いしました。 事件後、マイケルは親友のショーティと共に、宝くじの当選番号が書かれたアイテムを発見します。 それは、記憶を消される前の自分が、未来の自分に残した最後の報酬でした。
まとめ
『ペイチェック 消された記憶』は、記憶、アイデンティティ、そして未来に対する責任といった深遠なテーマを、スリリングなアクションとSF要素で包み込んだ作品です。 予測不能な展開と、アイテムを使った謎解き要素は、観客を最後まで飽きさせません。 また、ジョン・ウー監督らしい迫力のアクションシーンも大きな見どころです。 近未来SFサスペンス映画として、記憶に残る作品と言えるでしょう。
